運命は生まれる前から決まっている!?
「魂鏡」は守護霊からの メッセージ
私たちは、霊界からこの地上界に生まれてくる時に、大まかな「ライフプラン」を決めてきます。
このライフプランとは、魂が様々な気づきを得るために行わなければならない「課題」や「学び」のことです。
ライフプランに沿って私たちは、様々なことを立場を変えて学びます。
苦しみ、悲しみ、喜び、充足感、達成感、人を傷つけてしまう、または、傷つけられることを。
いずれも、それぞれの立場を経験することで魂が成長できるように学ぶための課題なのです。
では私たちが地上界で送る人生は、すべて初めから決まっていて変えられないものなのでしょうか。
私の霊視カウンセリングでも「未来がどうなるか教えてください」 といった質問を受ける時があります。
しかし、未来や運命は予めすべてが決まっているものではありません。
私たちはその決められたライフプランの中で、「自由意志」による選択ができます。
予め決まっているのは、課題とその課題にどのように取り組まなければならないか、 ということだけです。
また課題は一つだけではありません。
前世から持ち越しているカルマなども含めて、一つの人生の中でいくつもの課題に向き合っていかなければならないのです。
こうした「課題」に対して自分がどうするかは選択できます。
課題に対して前向きに取り組むこともできれば、向き合わないことも可能です。
しかし課題に向き合わずにいると、それは自分の境遇に現れてきます。
自分の置かれている境遇を受け入れられずに、悲しみや恨み、執着や妬みの感情を持って過ごせば、結果はよいことにはなりません。
今、自分に起こっていることは、自分の魂の映し鏡なのです。
自分が今、学ばなくてはならないこと、知らなくてはならないこと、変えなくてはいけないこと、それは今、自分に起こっていることの中に映し出されています。
自分 自身の魂の状態を映して、自分自身の魂の成長度合いや、乗り越えなければならない 課題を反映して現象として起こるのです。
私はこれを「魂鏡」と呼んでいます。
そしてこの「魂鏡」こそが守護霊さまからのメッセージなのです。
メッセージをきちんと受け取れる生き方
鏡から目を背けることもできるように、現実に起こっていることから目を背けることもできます。
でも鏡から目を背けてしまえば、自らの姿を見ることができなくなるように、起こっている現実から目を背けてしまえば魂の姿を見ることはできなくなり、自らの課題を見出すこともできなくなります。
身の周りに起きていることには実は守護霊さまからのメッセージが含まれています。
目を背けずにしっかり見つめることで人生の課題を見出し、魂の成長を遂げることができます。
私たちは、魂を向上させるべきこの地上人生で、愛や感動を学び、輪廻転生を繰り返しています。
そして、自分に課せられた魂の課題に基づいて生き、それを乗り越えた結果として、愛や感動は得られるものです。
また、苦難や苦境も与えられます。
私たちはどうしてもその苦難の前で立ち止まっ てしまう。
時には人を傷つける行いをしたり、時には自分自身を卑下したり。
魂にカルマとして刻み込まれた課題が、この地上人生を生きるにあたり、そのように「魂鏡」 として映し出されるのです。
「魂鏡という方法」 で課題を映し出す
本来誰でも持っている霊性、直観力は、地上人生を送るための「肉体」という服の持つ重いエネルギーに覆いかぶされて、閉ざされてしまっています。
私たちを見守ってくれている守護霊さまたちが、何かしらのメッセージを私たちに伝えようとしても、そのままでは受け取ることは困難になります。
それでも私たちはいわゆる「第六感」のような直観によって、ある程度は守護霊さまからのメッセージを受け取ることはできます。
もちろん直観力が閉じていれば感じ取ることは難しいですし、受け取れたとしても、それはとてもぼんやりしたものです。
私たちは困難に直面し、その課題を乗り越えていくことで魂の学びを達成しなければならないのですが、いつも守護霊さまがメッセージを送り助けてくれるわけではありません。
それでも、魂に与えられた本来の課題から離れてしまったり、進むべきでない方向へ進みそうになったりした時に魂鏡という方法でメッセージを送ってくれているのです。
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