波長があがるとすべてはうまくいく

夏のある日、スピリチュアルハーモニーにお越しになられた女性、宮本恵美さん (35歳)。 

お会いした瞬間、全身に霊気を感じたことを思い出します。

ご挨拶した時、恵美さんの表情は無表情。

目も合わせようとせず、殺気立っていました。

霊視を始めようと、まずはご相談内容を伺ったところ、

「いつもコミュニケーションが上手くいかない、恋愛もいつも上手くいかない」とのこと。

私は早速霊視を始めました。

憑いているのは成仏できない浮遊霊

お会いした瞬間から感じていたことですが、恵美さんには憑依現象がありました。

まずはどのようなものが恵美さんに憑依しているのかを霊視したところ、それは自ら命を絶たれた女性の霊でした。

そしてその女性の霊は様々なことを訴えてきたのです。

そこで、恵美さんのお話を詳しく聞く前に、

「女性の霊が憑いていて、何かを訴えていますので、まずそちらを先に見ていきます。少しお時間くださいね」

と伝え、女性の霊に意識をフォーカスしました。

色々なビジョンが見えてきました。この女性のまだ生前の様子です。

霊視の際には、 いつもまるで映画を見ているかのような様々な状況が見えてきます。

この女性は泣いていました。 

私は誰からも愛されない。孤独、淋しい……。

愛する人も裏切るもの。悲しい。もう私は生きている必要がない。

駅のホームが私の視界に見え始め、私にはすぐにわかりました。

この女性は駅のホームから自ら命を絶ったのです。

 女性から何度も伝わる感情。

「誰からも愛されない。孤独、淋しい、愛する人も裏切るもの」

 人生に絶望し、浮かばれない気持ちのままに、女性の魂は成仏できずに浮遊霊となっていたのでした。

愛されることを信じていない 

「……この女性が恵美さんに憑いているのです」 私は、このことを恵美さんに伝えました。

すると、恵美さんは、恐がるどころか、 涙を流してこのように言ったのです。

「可哀そうに……、私も同じ。その女性の気持ちわかります。私も死にたいと何度も思いました。その女性はきっと愛する男性に捨てられたんですよね。私、わかるんです。だって私も同じです……」と。

私は恵美さんに、

「恵美さんの問題としていることは、対人関係が上手くいかない ってことですよね、少し霊視させてくださいね」と伝え、

次は恵美さんのビジョンを受け取っていきました。 

男性とお付き合いしてもいつも長く続かない恵美さんは、自信がなくて、愛されることを信じていない。

いつも恐がっているよう。いつも孤独、一人で寂しい……。

幼い頃の恵美さんも見えてきました。

「ママ、ごめんなさい、ごめんなさい」と聞こえてきます。

私はすぐに恵美さんに伝えました、

「いつも何か……お母さんに謝っていたのですか?」

すると恵美さんの目から涙が流れ出しました。

「母は感情の起伏が激しい人なので、イライラすると私の顔を平手でたたくんです。私、 自分が悪いからだと、いつもママごめんなさいって泣きながら謝っていました」

と、目頭をハンカチで押さえながら、思い出すことすら辛いように話してくれました。

「20代でうつ病になりました。その後、社会復帰してもいつも人が恐かった、自信もなかったんです。 男性とお付き合いしても、恐くて、自分の気持ちを伝えることができず、すぐに関係性は終わりました。いつも彼から去っていきます。人は裏切るもの、恐いものです。 死にたいとまで思ったことが何度もあります」と話してくれました。

憑依するほうも、 されるほうも淋しい 

小さな子どもは、ひたすら親の愛情を求めるものです。

受容されたという安心感や信頼感から生きるエネルギーが上がり、自立していくことができるのです。

しかし、恵美さんは、その安心感と信頼感を得ることができず、自信を喪失し、孤独な気持ちを抱いていました。

恵美さんのオーラエネルギーは淀んでいて、活力がありません。

波長が下がっているのです。

恵美さんと同じ思いを抱きながら自ら命を絶った女性の霊と波長が同調してしまい、恵美さんに憑依したのです。

恵美さんに憑依した女性の霊も淋しかったのです。

わかってくれる人を求めていた。

そこで同じ波長の恵美さんをどこかで見つけたのでしょう。

成仏できない女性の霊は淋しさの念が強いために、憑依された恵美さんは淋しさ、自信のなさを余計に強く引き寄せる原因となる行動をとることになるのです。

霊と同じ思いが強化される、これも「霊障」の一つです。

恵美さんが 20代で精神疾患を起こしたのは、霊障であり、ますますエネルギーを落とし、生きる希望も活力も出ないという心情に追い込まれたのです。

どんどん悪循環となります。

ますます自信がなくなり、人も恐くなり、死にたくもなる。

この状況のままで生きていくことは辛いことですが、残念ながら、この女性の霊は恵美さん自身の波長が引き寄せているもの。

一度は除霊をしても、同じような霊をすぐにまた引き寄せてしまうのです。

自分で霊を引き離すたった一つの方法

私は恵美さんに伝えました。

「恵美さん、私の元へカウンセリングにお越しになられたということは、今の自分を変えたいのですよね? 幸せになりたい、生きやすくなりたいと。 今の恵美さんは、ご自身のトラウマにこだわり続けることで波長が下がり、 同じ思いを抱える女性の霊を引き寄せてしまったのです。 今のままでは、この女性の人生を 再現することになるかもしれません。 でも、恵美さんの人生は恵美さんのもの、自分でいかようにも変えられるんですよ。 この女性の霊も自分で引き離すこともできるんです」

「自分で引き離せる……。どのようにですか?」

恵美さんは少し不安そうな顔で尋ねてきました。

「自分の意志で生きることです。自信のない自分も、悲しむ自分も、それも恵美さんですが、幸せになっていい恵美さんも、感動できる恵美さんもいるんです。 『すべての自分』を受け入れてあげる、自分自身のすべてを受容するのです」

「受容ですか?」

「はい。私が悪いわけではない、楽しむこともできる、幸せをどんどん作れる、

自分の言いたいことを言ってもいいんだ、そして人に嫌われたっていいじゃないか、

すべてがこの世に生きている証と思いながら、とにかく、色々と行動してみてください」 

「幸せになれますか?」

「もちろんです。人は一人では幸せを感じられないもの、

人は人と触れ合い、辛いことも嬉しいこともたくさん経験して幸せを作るもの。

そのような心構えで、自分を受け入れると、エネルギーが上がるんですよ。

そうすれば、憑依している霊も、エネルギーの高くなった体にはいられなくなって、自然に出ていくものです。

すると、もっと行動力も広がるので、負のスパイラルから正のスパイラルにエネルギーが動いていきますよ!」

恵美さんは、最後は笑顔で答えてくれました。

「はい、やってみます、幸せになりたいです、やっぱり!だけど、あの……。この私に憑いている女性の霊、本当に除霊しなくても大丈夫なんですよね。私のエネルギーが上がれば……」 

「はい、もちろん大丈夫ですよ」

「可哀そうな女性。私、気持ちがわかるんです。何か私にできることはないでしょうか?」

「恵美さん、優しいですね。普通は早く除霊したい! としか思わないものですが ……。では、これをしてあげてくださいね……」

私はその方法をお伝えしました。

「女性の霊には、『辛かったね、淋しかったね。私には何もしてあげられないけど、 いつまでもここにいないで、もっと楽になれる場所に行こうね……』と、語りかけながら、除霊ではなく供養という形で、お寺でお経をあげていただくとよいでしょう」

恵美さんは安心して帰られました。

帰りに、早速、隣駅の不動尊でご供養をしてきますと、おっしゃっていました。

さあ、あなたの「恐れ」を手放して生きよう

その後、元気になった恵美さんは定期的にカウンセリングにお越しになられます。

現在は結婚してお子さんもいます。

あれから自分の気持ちを相手に伝えるようにしたそうです。

相手の気持ちも大切に しながらも、自分の気持ちも伝える、

すると、今までに経験したことのない信頼感と 安心感が持てるようになったそうです。

対人関係が大切に思えるようになった結果、 今のご主人とも知り合い、結婚に至ったとのこと。

自分の波長が下がると、すべてが悪循環となる経験をしたことから、安心感、信頼感を我が子にも持って貰えるようにと、愛情を持って接したと、元気一杯で話してくれます。

今、定期的にカウンセリングにお越しいただいているのは、前向きに生きるための自己確認と、様々な報告を兼ねてのことです。

目に見えない力は良くも悪くも、その人の人生を左右するもの。

よい方向性に向かうために、自分自身のエネルギーを上げる心持ちや生き方をすることは、言い換えれば「恐れ」を持たないような生き方を心がけることなのです。

恵美さんは、自分の抱えていた多くの恐れを手放すように生き方を変えてから、感性も豊かになり、直観力も上がったとのこと。

誰もが本来持っている霊性能力は「恐れの気持ち」を外すことで豊かになり、

守護霊さまのメッセージも受け取りやすくなるのです。

 

 

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